月夜野   つきよの   TSUKIYONO

アイシャドウ・アイリス系   

淡いクリーム色に藤紫がぼかし、花弁の縁は藤紫の覆輪となる三英花。花径はおよそ11cmほどの小中輪。
草丈は割と高く70cmを越える。性質、繁殖は普通。


相模原市在住の清水弘氏が、1990年代の後半から育種に取り組み作出した花菖蒲とキショウブの一連の種間交配種群に「アイシャドウ・アイリス」の名を与えた。
黄色い目の周りがまるでアイシャドウのように縁取られるのが特徴。これらの花は2002年に初めて命名された。

基本的には「愛知の輝」等と同じ種間交配種のグループだが、ピンクや藤紫色、また絞り、黄とピンクの復色など、ひじょうにバラエティーの幅が広まっていりる。総じて花径は小輪ながら、草丈は従来の品種よりか
なり高い。

このグループも性質の強いもの弱いものがあるようだが、性質の強い品種はいずれ普及してゆくと思われる。