新世の輝   しんよのかがやき   SHINYO NO KAGAYAKI

種間交配種   咲き始めは紅を含む濃い紫で、2日め以降は濃い藤紫になる三英花。
花径はおよそ15cmほどの中輪。草丈は100cm前後まで伸びる。性質は強く、繁殖は普通。

花菖蒲とキショウブとの種間交配で生まれた「初穂」という品種は、めずらしく稔性のある種間交配種だが、
この初穂と4倍体の花菖蒲との交配により生まれたのがこの品種である。一見は花菖蒲だが、花弁の黄色い
目のまわりには紫褐色のふちどりがあり、キショウブの血が入っていることがわかる。
加茂花菖蒲園にて作出され、名称は清水弘氏により2001年に命名された。
名前は新しい世紀の始まりであると同時に、花菖蒲の新しい交配により創られた、新しい時代の花菖蒲を
象徴する名前である。