ノハナショウブ 千葉県茂原市産

原種   中生   茂原市にお住まいの日本花菖蒲協会の会員の方が譲ってくれた茂原産のノハナショウブの
タネを発芽させ、開花させたもの。

花径はおよそ5cm程度の極小輪で、茎葉も細い。10.5cmの鉢で作ったこともあるだろうが、実に小型であった。
ちょうど茂原から来られたお客さんにこの花を見せたら、昔はよくあったが今は見られなくなってしまった。ここで
見られるとは思わなかった。と話されていた。

ノハナショウブのなかでも、かなり小型の種類で、三重県産の「トントン花」に近い小ささである。ノハナショウブは
亜種は無いことになっているが、自生する地域によりかなりタイプが異なる。

当遠州地方にも昔はノハナショウブが生えていたそうで、東海道新幹線の線路脇にもあったとか聞くが、今は全く
見られなくなって久しい。