八島湿原の自生地


ノハナショウブ 長野県霧ケ峰自生

長野県霧ケ峰高原のノハナショウブ。この高原に自生するノハナショウブは、基本的に赤紫色が多いが、
青紫の花を咲かせる個体や、赤紫と青紫のの中間的な色彩を持つ個体など、微妙な変化だが、さまざまな
色彩の花が見られる。花は、北日本に自生するノハナショウブに比べやや小型で、色彩もやや淡い感じという
か、花弁そのものの質が薄い感じがする。

例年7月10日前後から、20日過ぎころまで開花する。上の画像は八島湿原だが、この湿原の周囲を巡る湿原
観察道や、白樺湖へ向かうビーナスラインの脇の斜面にもよく見られる。他の草に混じって点在しており、東北や
北海道のような群生にはなっていない。