イセナデシコ なでしこ ナデシコ

 
 

 
 加茂花菖蒲園の伊勢撫子 (いせなでしこ イセナデシコ)


 
伊勢撫子は、江戸時代に三重県松阪地方で改良が進んだナデシコの一種で古典園芸植物と言えます。別名、大阪撫子、御所撫子と言い、三重県の天然記念物に指定されています。

 セキチクの改良種、あるいはセキチクとカワラナデシコの交雑種より改良されたとも、中国から渡来したと思われるカラナデシコが、薩摩、大阪と伝わるうちに変異を起こし、伊勢(松阪)を経て江戸に伝わったものとも考えられています。江戸時代に光格天皇はことのほかこの撫子をお気に召し、京都市内の宝鏡寺に下げ渡されたものが、こんにちでも保存栽培伝されています。


 

何本にも分かれ縮れながら、長く下垂する花弁が特徴で、繊細で幽玄な印象を与えます。蕾から自力では整った姿に開花しないので、爪楊枝などで髪をとかすように、花弁をほぐすという作業が必要となり、長く垂れた花弁は10cmから15cmほどになります。


当園では、伊勢撫子の研究家として名高かった故冨野耕治博士から優良な系統の種子を譲り受け、さらに改良を進めることで、往時を凌ぐほどの系統を育成しました。ここに紹介してある画像は、伊勢撫子としては最高レベルの作品です。


これらの伊勢撫子は、5月頃園内にて展示いたします。
 
左の花の拡大写真
   
   
   
   
   
   
   
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